喜志 祐介 著 悪の教典 ☆☆☆☆☆ 劇場公開された映画の原作なので、多くの方はこの小説のスジを 知っているかも知れません。 辰光学院町田高校に勤務する蓮実聖司は、ハスミンと生徒に呼ばれる ルックス、スタイルの良い、弁舌爽やかで教師やPTAの受けも 良い人気教師です。 しかし彼には共感能力の欠如という疾患が有った。 他人の気持ちが理解出来ないので、自分の思う通りにならないことや 邪魔な物は排除して生きて来たのです。 清田勝史が娘のイジメに付いて何度か、学校に苦情を言って来たときも 段々面倒になり、放火して全てを終わらせてしまう。 生徒は、偶々不在で助かったが、家に居た家族は焼死してしまった。 蓮実の前任校である都立高校でも、4人が不振な自殺をしていた。 その他、子供の頃から自分に邪魔だと思える人間を何人も、それに 気付いた両親さえも排除して来た。 アメリカ留学中も、それと分からないように排除して来たし、その後、 国際投資銀行に勤務して成績を上げて多いに稼いだが、トップの弱点を 掴んだためアメリカへの入国の出来ない身にされていた。 そんな蓮実にとって、高校は選り取りみどりの美味しい果実のなる楽園だった。 悪魔を抱え込んだ高校と蓮実の運命はどうなる!! 主人公の立場で読むか、生徒や被害者の立場で読むかで大分変わります。
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