東 直己 著 後ろ傷 ☆☆☆☆☆☆ 題名の後ろ傷は、最後まで読まないと分からないです。 主人公の松井省吾は、前作のススキノ、ハードボイルドの事件に巻き込まれた お陰で、北大受験に失敗して北海道でも評判最悪の道央学院グローバル国際 大学、通称グロ大に通う大学1年生です。 自分の入ろうと思っていた大学との、余りの格差に恥ずかしくて街中を顔を 上げて歩けないくらいグロ大に通っていることを後悔しきりの、この頃である。 そんな彼が、ある日偶然2人のグロ大生を助けたことから今回の話が始まる。 助けた2人は、お笑い芸人コンビで一芸入学での合格者だった。 そんな2人が、架空請求詐欺の請求者を相手にして、公衆電話を使って 嫌がらせ電話を掛け続けていたが1人がウッカリと、ピンク電話を使って しまった為に電話場所が相手に特定されてしまい、ヤクザに追われる 羽目になったのだ。 この後、大学校舎からの飛び降り自殺も含めて、マタマタ事件に巻き 込まれる松井省吾君達の運命や如何に? 私は面白く読めたので、お勧めです。
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