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森 詠 著 彷徨う警官 20年前、恋人を事件で失った北郷は、自分で捜査する為に警察官に [復讐もの]

森 詠 著 彷徨う警官  ☆☆☆☆☆☆☆

この小説に出てくる地名は、自分の生活圏(蒲田、川崎、大鳥居、
西六郷、大森南、徳持小学校、八景島、東矢口等など)と重なって
いたので特に面白かったです。

20年前、高校2年生の時、恋人を事件に巻き込まれた形で失った
北郷は、自分で捜査する為に警察官の職業を選んだ。

20年経って漸く蒲田署勤務となったのだ。

もう時効の事件なのに、次々と証言が得られる。

事件には、奪われた給料よりも、シャブや精密機械が絡んで
いる事が分かってくる。

しかも公安、関西や蒲田のヤクザ、北朝鮮の名まで出てくる。

やがて犯人として中国マフィアの殺し屋、張の名前が浮上してくる。

張の出入国記録から時効の壁も崩れる。

北郷は、恋人の仇を討てるのか?



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